「モンテッソーリ教育」のデメリットは?後悔しないために知っておきたいポイントを紹介

子育て

モンテッソーリ教育」は家庭でも実践できる教育法の一つですが、実際に取り入れるとなると「難しそう」「何から始めればいいかわからない」という方も多いでしょう。

通っている保育園や幼稚園でモンテッソーリ教育を取り入れていないというご家庭でも、お家にいながらゆるく始められると人気の「モンテッソーリ教育」。
取り入れることによるメリットやデメリットは事前に知っておきたいですよね。

「モンテッソーリ教育」を始めてから後悔しないように、注意したほうが良い点や上手な取り入れ方をまとめました。

モンテッソーリ教育とは「子どもが自分でできるようにサポートする」教育法

モンテッソーリ教育とは子どもを観察することによって生まれた教育法で、難しく思われがちですが実は教育理念としてはとてもシンプル。

子どもには「自己教育力」が備わっているという考えがベースとなっており、その力を最大限引き出し「子どもが自分でできるようにサポートする」ために大人が環境を準備してあげる教育法がモンテッソーリ教育です。

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私がモンテッソーリ教育に興味持ったのはこの本がきっかけです!内容も易しいし、わかりやすくておすすめです。

モンテッソーリ教育のデメリットを知っておこう

モンテッソーリ教育に興味を持つと、「なにこれ!良いことしかないじゃん!」と思ってしまいがちですが、実はそんなことはないのです。

モンテッソーリ教育にもデメリットはあるため、理解した上で取り入れることをおすすめします。

モンテッソーリ教育のデメリット①|親の負担が増える

モンテッソーリ教育を取り入れるときにデメリットとして上がるのは、親の負担が増えてしまうことです。

日々の育児・家事で手一杯になっている方にとっては、ストレスとなってしまう可能性もあります。

成長に合わせた環境を整える必要がある

モンテッソーリ教育では、子どもが自分で考え、学ぶ力を育てることを重視しますが、そのためには親が子どもの成長や興味に合わせた環境を整える必要があります。おもちゃや教材の選定や配置、日々のルーチン作りなど、かなりの時間と労力を要します。

新しい教材や書籍を購入したり、家具を購入したりする必要が出てくるため、出費もかさんでしまいます。教材や家具は、経済的に余裕がない場合は手作りすることもできますが、その分時間は掛かってしまいますのでデメリットといえるでしょう。

子どもに介入しないように意識する必要がある

モンテッソーリ教育では、子どもに「失敗する経験」や「自分で考える時間」を与えることが大切ですが、これを実践するためには、親が子どもに過度に介入しないように意識する必要があります。

子どもが困っているとつい手助けしてしまうことも少なくありません。特に仕事や家事で忙しいママパパにとってはバランスを取るのが難しく、結果としてストレスが増えるデメリットもあります。

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お着替え、お片付け…親がやったら3秒で終わることを10分以上見守らないといけないからね…

親自身の知識とスキルの限界

モンテッソーリ教育を取り入れるためには、親自身がその理念や方法を深く理解している必要があります。

しかし、モンテッソーリ教育は専門的な知識やスキルを要求するため、独学で学ぶのは簡単ではありません。書籍やオンライン講座で学べることには限界があり、実際の現場での経験がなければ、誤った解釈や適用が生じるというデメリットもあります。

モンテッソーリ教育のデメリット②|すべての子どもに適しているわけではない

子どもが自発的に活動を選び、取り組むことを前提としたモンテッソーリ教育は、以下のような特性を持つ子どもには合わない可能性があるデメリットがあります。

  • 集団での活動が好きな子ども
  • 他者との競争を通じて成長するタイプの子ども
  • 引っ込み思案、内向的な子ども
  • 興味の幅が狭くこだわりが強い子ども

あくまでも可能性の話ではありますが、当てはまる子どもには他の教育方法が適している可能性があるため、「モンテッソーリ教育」だけに固執するのはデメリットが伴います。

モンテッソーリ教育が向いている子どもの特徴

モンテッソーリ教育は基本的にはすべての子どもに対応できる教育方法ですが、以下のような特性を持つ子どもに特に向いていると言われています。

  • 自主性が強い子ども
  • 好奇心旺盛な子ども
  • 集中力がある子ども
  • 社会性を持ちたい子ども
  • 独立心が強い子ども

ただし、モンテッソーリ教育は一人ひとりの子どもの個性やニーズに応じた柔軟なアプローチを取るため、特定の性格や特徴を持たない子どもでも、適切なサポートを受けることで効果を発揮することができます。

子どもの特性に合った活動を取り入れていくと良いでしょう。

モンテッソーリ教育のデメリット③|社会性の発達に影響が出る可能性がある

モンテッソーリ教育は、個人の学びを尊重するあまり、社会性の発達に影響が出ることがあります。特に、家庭では集団活動の機会が限られるため、他の子どもたちと協力する経験が不足する可能性があります。

集団での学びや他者とのコミュニケーションは、子どもの社会性を育む上で非常に重要です。親がすべてをコントロールし、子どもが家庭内でしか学ぶ機会がない場合、外の世界に出たときに適応が難しくなることはデメリットとなるでしょう。

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幼稚園や保育園がモンテッソーリ教育を実践していると一番良いよね!

モンテッソーリ教育のデメリットを減らす方法

モンテッソーリ教育は、子どもの自主性や創造力を尊重する素晴らしい教育方法ですが、取り入れる際にいくつかのデメリットも存在します。モンテッソーリ教育を実践する際、これらのデメリットをどのように減らし、効果的に教育を行うかが重要なポイントです。

方法①|親の負担を減らす工夫をしよう

モンテッソーリ教育を家庭で実践する際、親にとって大きな負担となることがよくあります。特に、環境の整備や子どもへの対応に時間と労力がかかるため、親が疲れてしまうことも少なくありません。

さらに、教材の購入で経済的負担もかさみがちなため、いくつかの工夫をすることが必要です。

DIYやリサイクルを活用する

モンテッソーリ教育を始める際、市販の教材や家具を購入するのではなく、家庭にあるもので代用することが可能です。例えば、フェルトや布を使った手作り教材、段ボールで作るおもちゃなど、簡単に作れるアイデアを取り入れることで経済的な負担は軽減されます。

優先順位をつける

モンテッソーリ教育の教材をすべて取り入れる必要はありません。自分の子どもに合わせて取捨選択をし、無駄な買い物をしないように優先順位をつけることで経済的負担や、労力を軽減することができます。

無理をしない

モンテッソーリ教育を実施している教育機関に通っていない乳幼児を抱えている場合、自宅で独学のモンテッソーリ教育を実施したいとなる方も多いと思いますが、無理して取り入れても自分に余裕がないと意味がありません。

イライラすると子どもは敏感に感じ取ります。完璧に取り入れなくても、部分的にやってみよう!くらいの気持ちでやってみましょう。

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一番ママさんたちお伝えしたいのは、無理をしすぎると続かないということです!(体験談)

方法②|社会性の発達をサポートしてあげよう

モンテッソーリ教育は個別の活動に焦点を当てるため、家庭だけで実践していると、子どもの社会性の発達に不安を感じることがありますが、児童館のように子どもが集まりそうな場所に積極的に出向いたり、家庭内での協力活動を増やすことで十分サポートが可能です。

方法③|親も子と共に学び続ける姿勢を持とう

モンテッソーリ教育を効果的に取り入れるためには、書籍やオンラインリソースを利用して、常に新しい知識を取り入れることが大切です。また、 自分だけで解決できない疑問や問題がある場合は、モンテッソーリ教育の専門家に相談することを検討しましょう。

オンラインフォーラムや教育機関でアドバイスを受けることで、正しい知識とスキルを身につけることができます。

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SNSで情報発信している方もいるので、調べてみよう!

まとめ|モンテッソーリ教育を上手に取り入れよう

モンテッソーリ教育をやりたいと考えているけど、デメリットが気になって一歩を踏み出せないという方もいると思いますが、子どもによって最適な教育法は異なります。

正解も不正解もないので、肩の力を抜いて「良いな」と思ったところだけを取り入れたり、のめりこみすぎないことがママや子どもの負担になりづらいのでおすすめです。

モンテッソーリ教育の上手な取り入れ方や、おうちモンテッソーリのやり方について、経験に基づいて後日紹介しようと思います。

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